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見えたものは闇。mebiです。

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突然目の前が真っ暗になるおいら。
しかし無情にも持ち物検査は迫ってくる。
そんな中Syoとはぐれてしまい絶体絶命のおいら。
このままでは挙動不審の人物として捕まってしまう。
大丈夫か!おいら!

遂に持ち物検査の順番が。
その時は少し回復して視界の10%くらいは見えていた。

検査員   :「……ものを…けて…ださい」
俺の心の声:「ぇ?え?ぅん?」
なんとか相手のジェスチャーでバックを開けろと言っているのがわかった。
何とか持ち物検査をパスし、次は金属探知。
これはバックを渡して通るだけで良い。

なんとか倒れそうになるのを抑えつつ、やっと改札へ。

改札をくぐると後ろの少年が話しかけてきた。
対応している余裕はなかったが、一応振り向いた。
少年 :「財布落としましたよ」
って、あぶねー。この少年はきっと神様です。
4万円入った、あの姉からもらった高い財布を拾ってくれました。
持ち物検査の時からバックが開きっぱなしらしい。

朦朧とした意識の中それを受け取る。
ちゃんとお礼が言えたのだろうか。
あの財布を失えば、いくら意識がハッキリしていても気を失っただろう。

この少年にお礼を言いたいが、まだ目の前が暗く、顔が見られなかったのが残念だ。

地獄に仏ですね。

ようやく中に入場。

俺は健康体だと思う。
しかしそれは調子に乗ってた。

卒業式とか服屋とか人混みとか。
そんな圧迫感に、おいらは弱いらしい。

しばらくゲートから離れ、歩く。

大分調子が戻ってくる。
ここはかき氷を食べて体を冷やそう。
…350円?高い。
でも金はいくらでもある!
お金なんか気にせずに使っちまいな!
ワッショーイ!

かき氷…?タダの氷の固まりじゃないか。
『夢みる方舟』の整理券を取りに行ったSyoを横目に、
氷をなめながら日向の椅子で休みます。
つづく

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