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久しぶりに小説を書いてみました。mebiです。
メインコンテンツじゃないので無視しても良いよ。


私はハッカーだ。
と言っても、誰も信じて貰えないだろう。
その証として、一週間後に企業から2億円を頂いて見せよう。




職場で私宛にこんなメールが届いた。

七日後までに1000万円を下記の口座に振り込まなければ貴社のWEBサーバーを攻撃する。
貴社のネット上での取引額を考えれば容易いはずだ。
良い返事を待っている。
 ○○銀行*****−***

私はWEB関係の代表としてこの会社で働いていた。
お陰で仕事が増えた、良い迷惑だ。

ボスは私に聞いた。
これはいたずらなのか?
私には答えようもなかった。
こんな事は一度も体験したことがない。
様子を見ましょう。

次の日、またメールが届いた。

のこり六日。
要求額は1200万円だ。
一日につき200万円増額していく。
早めに返事をした方が身のためだ。
それと、貴社のWEBページを拝見させて貰った。
趣味が悪いから変えておいた。

こんどは私がボスに聞いた。
今回のメールの主はいたずら目的ではないようだ。
現に我が社のWEBページが何者かによって改ざんされている。
ボスは言った。
要求を飲んだら他社の笑いものだ。
何とかしろ。

また次の日、やはりメールが届いた。

のこり五日。
要求額は1400万円になった。
この程度の額は安いものだろう?
私の気が変わらないうちに答えを出すんだな。

また私はボスの所へ向かう。
ボスは中々頑固なようだ。
そしてボスに報告をする。
彼はアクセスするとき色々な国を経由している。
我々が彼の居場所を突き止めるのは不可能で、口座も海外のもので情報を提供することはまずないだろう。
ボスは言った。
この要求をのんだら、この手の者たちにカモにされるかもしれん。
そうなってからでは遅いのだ。

またまた次の日、この日はメールは来なかった。

頑固なボスと相談し犯人と徹底抗戦することになった。
しかし、今急成長中の我が社にとって、この勢いが止まるのは痛い。

そして最終日、メールが来た。
遂に最終日だ。
私も今日までよく待ったものだ。
現在2400万円。
これが最後のチャンスだ。

ボスの命令ではひたすら無視せよとのことだった。
ボスの命令とあれば聞かねばなるまい。

次の日、メールが来ていた、大量に。

殆どは意味のない、文字の羅列であった。

私はつくづく優しい奴だ。
2億円振り込めば許してやろう。
もし振込がない場合、覚悟して頂こう。

次の日の朝、パソコンを起動した者、皆が驚いた。
我が社のサーバーが落ちていて繋ぐことが出来なかった。
おそらく、メールの飽和攻撃だろう。
そして、悲劇は私がパソコンを起動し、暫くした後に起こった。
全てのパソコンの画面が暗くなり、止まってしまった。
これでは仕事が出来ない。
これでは会社が潰れてしまう。
私はパソコンが起動しない理由を特定できなかった。
その時、やっとわかった。
我が社は負けたのだと。
そして、始めに1000万円だしていればどうなったかと考えた。
なぜ警察に訴えなかったのかと考えた。

ボスの所へ行き、報告をする。
我が社の負けです。
仕事に支障が出ました。
要求をのみ2億円だす以外、方法はありません。
ボスは青くなった顔で、それを認めた。

こうして、犯人はたった一週間と二日で2億円ものお金を手に入れたのだった。
そして私は責任を取って辞任した。


どうやら我が社の完敗だったようだ。
しかし、私の完勝だった。
まさに一人勝ちだ。
私はこの間、適当に仕事をし、犯人の演出し2億円を手に入れた。
そう、犯人が私だ。

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